【完】強引に、キス- 年下騎士 -
「お前にゃ、これ殴られるの何回目だろうな‥。ま、これでさ」
「な‥なん、だよ」
近づいてくる櫂堂に、少し後ずさりをする
すると、目の前まで来た櫂堂はいきなりひざを曲げて地面に頭をつけた
「はっ?ちょ…おま…なにしてっ」
止めようと手をのばすと、櫂堂は深く息を吸い、、
「音亜から手をひいてくれっ!!アイツは、俺が守る!前にそう誓ったんだ!だから、俺と音亜を見守ってくれ!!!」
これでもか、ってくらい大声で俺に土下座をした
「おい何言ってんだよ」
「頼む。こんなもんでお前の10年間の気持ちにゃ、かなわないだろうが…でも俺はあいつが好きだ。だから…頼む」