【完】強引に、キス- 年下騎士 -


「あ!でも、お前を守る騎士でいる事に変わりはないから」


「な、いと?」


「うん、だから音亜を泣かせる事があったら、俺はそいつを許さねえから覚悟して?」


「ごめん…ごめんなさい……ありがとう…」


涙を何度もぬぐいながら言葉を出す


「お前…謝るか、礼言うか、どっちなんだよ(笑)」


頭に手を置いて笑うと、音亜もつられて笑った


「幸司の気持ちには答えられないけど…、私は、変わらず幸司の事ダイスキだからね」


抱きついてきた音亜の頭を撫でる


「はぁ…ほんと、わかってんのかよ(笑)、ズリィ奴(笑)」


まぁ、ある意味アイツより近くにいるから……これもこれであり、かな

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