【完】強引に、キス- 年下騎士 -
数日後、帰ってきた音亜の様子がおかしかった
「音亜、また何か隠してんだろ」
ギクッッ
「……なんの、ことかなー…?」
「俺に話したいけど、話せないって顔してる」
俺をのぞくようにそーっと顔を見て恐る恐る「嫌じゃない?」なんて聞く
「話せよ、ホラ」
音亜のベッドに腰掛けて枕元にあるぬいぐるみを抱くと、音亜も腰をおろした
「あのね…、私、悠雅と仲直りできたよ。幸司、悠雅と話したんだってね、」
「うん、まぁ…話たって言うのかはわかんねえけど……」
殴ったし…‥‥汗
「そうだね…」
アハハ、と笑う音亜
「本当にありがとう。あとね、悠雅が私の親族を探してくれてるみたいなの」