【完】強引に、キス- 年下騎士 -


ガチャ


緊張しながら扉を開けて部屋の中をみる

「音亜…」


ドキッッッ

俺は目を見開いたまま固まった。


「久しぶり」


イスに座った後ろ姿に、鏡に映った笑顔に見とれて緊張が解けたのか、涙が頬を伝った


「……‥‥‥綺麗だ」

「えっ、やだ、泣かないでよっっっ」

慌ててドレスの裾を持って立ち上がり俺の近くに寄る音亜

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