【完】強引に、キス- 年下騎士 -
»初告白
俺は今日、以前から計画していた事を実行しようとし、机に向かって座っている。
「こーうーじーくーんっ」
ドンっ
「うわっっ!」
グシャ
悠生がぶつかってきたと同時にクシャクシャになる紙。
「え……それって」
「悠生……‥お前どうしてくれんだよっっっ!また1からじゃねえかっ!!」
そう俺は今、今日受ける面接用の履歴書を書いていた。
「わ、悪いっ!ごめん!もう邪魔しないっ」
必死に謝る悠生を無視して再び新しい履歴書にボールペンで記入する。
「よし、できた」
出来上がった履歴書は、たぶん人生で一番上手に書けたんじゃねえかって思うくらい、綺麗な文字がかかれていた。
「バイトするんだ」