【完】強引に、キス- 年下騎士 -
「どうしよう…っ」
俺は音亜の横に行って頭を撫でる
「彼氏、から、ね…、連絡がこなくなって…、今までこんな、ことなかった、のに…」
泣きながら話す音亜
“彼氏”
この時初めて音亜に彼氏がいることを知った俺は、告白もしてないのに失恋した様になり、胸がちぎれそうになった。
「田舎に帰るって…聞いてた…けど、全然、連絡もつかな、くて…」
自分のショックの大きさがあまりにも酷く、ただ頭をなで続けるしかなかった。