【完】強引に、キス- 年下騎士 -


部屋のベッドでうたた寝していた俺は、ふと携帯の時計をみると、夜の9時半をまわり、もう少しで10時になろうとしていた


一階におりて、冷蔵庫からお茶を取り出してコップにいれる


「幸司、お風呂は?」

「あ、光子さん。まだだけど…音亜帰ってきた?」


俺はコップに口を付けて飲み、光子さんに尋ねると、光子さんは困ったように


「それがまだなの。あの子財布も持たずに、チョコと携帯だけで出掛けたから帰ってくるとは思うんだけど…」


財布もってねえんだ…。そういえば音亜の鞄がソファーの上にある


「俺電話してみるよ」


「そう?お願い」


光子さんはそう言って、部屋へ戻っていった。

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