青恋〜君と見た空〜



「そういえば、胡桃ちゃんの右手って、まだ治らないの?」




ドキっ!



そうだった。



桜井くんには右手のこと、まだ言ってなかった。


「う、うん。もうちょっと、かかるみたい。」



「そっか。」



桜井くんはなんの疑いもなくお弁当を食べ進めた。



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