青恋〜君と見た空〜
逃げてる………か………。
確かに、梨々香の言う通りかもしれない。
「でも、やっぱり責任は感じて欲しくないよ。」
梨々香は、ため息をついてしばらく黙ったまま、何も話そうとしなかった。
じゃあ、どうすればいいの?
逃げてるかもしれないけど、責任は感じて欲しくない。
この二つの思いが交わって、どうしたらいいかわからない。
「だったら、その胡桃の想いを桜井くんにぶつけてみれば?」
梨々香は、突然また喋りだした。