裏道万屋の事情
そしてあたしは早見さんに連れられ、街へ繰り出した。
何故か嵐まで付いてきた。
「まずは美容院へ行くよ!!」
この人、メンバーには一切敬語は使わなくなるらしい。
しかも、あたし達にもタメ語で良いからって言ってきた。
さすがギャル男!!!!
美容院へ着くと早見さんがすでに予約していたらしく、すぐに椅子へ通された。
「こっち(嵐)は同じ茶色で染め直しで。で、こっちの子はバッサリ行っちゃって、髪色はアッシュブラウンで。男にしちゃってください。」
……………………………。
『ちょぉっと待ったあぁぁぁぁ!!!!!!何人の許可無く自慢のロングヘアーをバッサリ行かせようとしちゃってんですか??!!鬼かあんたは!!!!!!』
「甘いぞ菜男!!君の目指す路線は愛想の良さが売りの爽やか敬語キャライケメンだ。それにはロン毛なんて言語道断っ!!!!」
「あの〜………切っちゃって良いんですか…??」
困ってる美容師さん。
『絶対ダメで…』
じょきんっ
……じょきんっ…??
鏡に映るあたしを見ると、自慢のロングヘアーは肩ぐらいの長さに真っ直ぐにカットされていた。
おかっぱみたいだ。
凄いダサい。
って………………
『ぎやああぁぁぁ〜〜〜!!!!あたしの自慢のロングヘアーがぁぁぁぁあ〜!!!!!!』
「じゃ、後の処理きれいにお願いしま〜す。」
「は………はぁ………。」
チクショー!!!!!!
あのギャル男めぇっ!!!!
覚えてろよっっ!!!!!!
二時間後―――
あたしは男への階段を一つ上ってしまった。
服を男物にしたら完璧男に見えてしまうだろう…。
ショックだ―――
何故か嵐まで付いてきた。
「まずは美容院へ行くよ!!」
この人、メンバーには一切敬語は使わなくなるらしい。
しかも、あたし達にもタメ語で良いからって言ってきた。
さすがギャル男!!!!
美容院へ着くと早見さんがすでに予約していたらしく、すぐに椅子へ通された。
「こっち(嵐)は同じ茶色で染め直しで。で、こっちの子はバッサリ行っちゃって、髪色はアッシュブラウンで。男にしちゃってください。」
……………………………。
『ちょぉっと待ったあぁぁぁぁ!!!!!!何人の許可無く自慢のロングヘアーをバッサリ行かせようとしちゃってんですか??!!鬼かあんたは!!!!!!』
「甘いぞ菜男!!君の目指す路線は愛想の良さが売りの爽やか敬語キャライケメンだ。それにはロン毛なんて言語道断っ!!!!」
「あの〜………切っちゃって良いんですか…??」
困ってる美容師さん。
『絶対ダメで…』
じょきんっ
……じょきんっ…??
鏡に映るあたしを見ると、自慢のロングヘアーは肩ぐらいの長さに真っ直ぐにカットされていた。
おかっぱみたいだ。
凄いダサい。
って………………
『ぎやああぁぁぁ〜〜〜!!!!あたしの自慢のロングヘアーがぁぁぁぁあ〜!!!!!!』
「じゃ、後の処理きれいにお願いしま〜す。」
「は………はぁ………。」
チクショー!!!!!!
あのギャル男めぇっ!!!!
覚えてろよっっ!!!!!!
二時間後―――
あたしは男への階段を一つ上ってしまった。
服を男物にしたら完璧男に見えてしまうだろう…。
ショックだ―――