裏道万屋の事情
遠くていまいち顔は分かんないけど、ソファに座って嵐と話してる人がいるのが見えた。
中を見渡してみると、何だか不良の溜り場って感じだった。
でもそこにいるのは嵐と知らない誰かな訳で。
え??
何嵐って実は不良なのか??
いやでもあの普段の様子じゃ有り得ないっしょ!!
謎は深まるばかり…。
扉の中から目を離して考えてみるけど何も分かんない。
「…は…??──っ危ねぇ…!!」
──キィンッ!!カラカラ…──
輝さんがそう言って、何が??と思った瞬間に金属が何かにぶつかった音が聞こえた。
え…??
すぐに理解できないあたし。
慌てて中の様子に視線を戻すと、嵐の横に鉄パイプが転がっている。
えーっと…………
嵐があの人に鉄パイプ投げ付けられたってこと…??!!
もしかして直撃??!!
『嵐っ!!!!!!』
「…おいっバカ!!!!」
気付いたときには、あたしは扉を開けて嵐の元へ走っていた。
「あんのバカ………自ら尾行してたのバラしてどーすんだよ………。」
「あははっさすが菜子ちゃん。」
「あのなぁ〜…笑ってる場合かよ!!勝手にあんな人にいきなり鉄パイプを投げるようなヤツのとこにのこのこと行きやがって…!!」
「心配なんだね、菜子ちゃんのこと。」
「…………ふん…。」
素直じゃないなーと思いつつ苦笑する弘。
「僕等はもう少し隠れてよう。いるのが菜子ちゃんだけだと思ってれば何か情報がつかめるかもしれない。嵐くんがいるし、大丈夫。」
「………………あぁ…。」
中を見渡してみると、何だか不良の溜り場って感じだった。
でもそこにいるのは嵐と知らない誰かな訳で。
え??
何嵐って実は不良なのか??
いやでもあの普段の様子じゃ有り得ないっしょ!!
謎は深まるばかり…。
扉の中から目を離して考えてみるけど何も分かんない。
「…は…??──っ危ねぇ…!!」
──キィンッ!!カラカラ…──
輝さんがそう言って、何が??と思った瞬間に金属が何かにぶつかった音が聞こえた。
え…??
すぐに理解できないあたし。
慌てて中の様子に視線を戻すと、嵐の横に鉄パイプが転がっている。
えーっと…………
嵐があの人に鉄パイプ投げ付けられたってこと…??!!
もしかして直撃??!!
『嵐っ!!!!!!』
「…おいっバカ!!!!」
気付いたときには、あたしは扉を開けて嵐の元へ走っていた。
「あんのバカ………自ら尾行してたのバラしてどーすんだよ………。」
「あははっさすが菜子ちゃん。」
「あのなぁ〜…笑ってる場合かよ!!勝手にあんな人にいきなり鉄パイプを投げるようなヤツのとこにのこのこと行きやがって…!!」
「心配なんだね、菜子ちゃんのこと。」
「…………ふん…。」
素直じゃないなーと思いつつ苦笑する弘。
「僕等はもう少し隠れてよう。いるのが菜子ちゃんだけだと思ってれば何か情報がつかめるかもしれない。嵐くんがいるし、大丈夫。」
「………………あぁ…。」