裏道万屋の事情
「さてと、そろそろ嵐くんと諒くんのところに戻ろうか。僕たちはダメだったけど、2人はクマ之助ゲットできたかもしれないねー。」

『はっ!!!!そうだった!!』



こっちはゲットできなかったけど、もしかしたら2人はゲットしてるかもじゃん!!



「そういえば、焼きそば買わないとだよね??」

『ノープロブレムですよ。樹里と輝さんに頼みましたから!!』



弘さんにブイサインを向ける。



「…そっかー。」

『はい。だから大丈夫ですよ!!』



頼んどいて正解だったな!!

さすがあたし、準備良い!!!!



「そーだ菜子ちゃん。僕みんなの分のわたあめ買ってくるから先に行っててくれる??」

『え??良いんですか?!じゃあ先行ってますね!!』

「後でねー。」



弘さん気が利くなぁ。

自分から進んで買いに行くなんて。


ボランティア精神抜群だな!!!!





さてと、じゃあ先行ってようかな。



弘さんと別れて嵐達のところへ向かっている途中――





















「早くどっか行け!!!!!!」

「良いじゃーん。お姉さん紹介してよ??」

「断る!!!!」





















露店から外れた方向からそんな声が聞こえた。










これは………



あたしの出番、かな??











あたしは声のする方へ急いで行った。
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