裏道万屋の事情
教訓 18...
誰もがシンデレラになれる訳じゃない。
「え??菜子ちゃんまだ来てないの…?!」
「どーゆうことだ??弘。」
嵐と諒の元に最初に戻ってきたのは輝明と樹里。
それからしばらく経ち、人数分の綿飴と焼きそばの袋を両手に提げて一人で戻ってきた弘。
菜子だけがまだ戻ってきていない。
「菜子ちゃんには僕は綿飴を買ってくるから先に戻ってるように、って言ったんだけど…。」
「来てない…な、嵐。」
「うん。」
「あたしには別に何も連絡入ってないし…。」
「俺にも入ってねぇ。…っつー事は―――」
輝明を除く4人は輝明の方を向く。
「…どーやらまた厄介な事に首突っ込んだっぽいな。――あいつは。」
輝明、樹里、諒は溜め息をつき、弘久は苦笑い。
嵐は当然のごとくノーリアクション。
「「「「「(一体どこ行ったんだ…??)」」」」」
表情は違うものの、5人がそれぞれそう思った。
「とりあえず、手分けして探すぞ。諒は嵐と、樹里は弘と行動しろ。俺は一人で行く。各自、菜子を見つけたら他へ連絡しろよ。」
輝明の指示により、5人は行動を開始した。
「どーゆうことだ??弘。」
嵐と諒の元に最初に戻ってきたのは輝明と樹里。
それからしばらく経ち、人数分の綿飴と焼きそばの袋を両手に提げて一人で戻ってきた弘。
菜子だけがまだ戻ってきていない。
「菜子ちゃんには僕は綿飴を買ってくるから先に戻ってるように、って言ったんだけど…。」
「来てない…な、嵐。」
「うん。」
「あたしには別に何も連絡入ってないし…。」
「俺にも入ってねぇ。…っつー事は―――」
輝明を除く4人は輝明の方を向く。
「…どーやらまた厄介な事に首突っ込んだっぽいな。――あいつは。」
輝明、樹里、諒は溜め息をつき、弘久は苦笑い。
嵐は当然のごとくノーリアクション。
「「「「「(一体どこ行ったんだ…??)」」」」」
表情は違うものの、5人がそれぞれそう思った。
「とりあえず、手分けして探すぞ。諒は嵐と、樹里は弘と行動しろ。俺は一人で行く。各自、菜子を見つけたら他へ連絡しろよ。」
輝明の指示により、5人は行動を開始した。