裏道万屋の事情
相手が多いため４人はバラける。



こちらの人数は少ないがそれによって動きやすい分、確実に不良達を倒していく。



「…なかなかやるじゃねぇか…。―――おい!!てめぇ等出てこい!!!!」



スキンヘッドがそう叫ぶと最初いた人数とは比べ物にならないほどたくさんの不良が奥から出てきた。



「うーわ…キリが無ぇ…!!」

「100はいますよね…まだあんなに隠れてたのか…。」

「うーん…片付けるしか無いかなー。」

「…菜子はどこ。」



新しく現れた不良達の内の１人がスキンヘッドの元へ行く。



「総悟さん、俺等までやり合うんスかー??」

「こいつ等案外手強いぞ。全員で潰しにかかる。…行くぞ!!!!」








――ﾜｧｰｯ!!!!――



不良全員が一斉に４人に向かってきた。



大人数を相手しつつ４人は言う。



「…くっそ!!!!これじゃあ菜子を探しに行けねぇ!!!!」

「さすがに、４人の内１人でも減るとキツいし、ね!!」

「やっぱり全員倒すしかないですね…!!」

「………。」



たくさんの人でごった返す倉庫の中、４人は必死に不良達を倒すことに専念していた。
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