裏道万屋の事情
教訓 21...
記憶はパズルのピース。
『…おはようございます。』
「あぁ。」
「おはよう、菜子ちゃん。」
あれから泣きまくったあたしは自分の部屋へ行ってそのまま寝た。
目を覚ますともう昼過ぎ。
さすがに起きた。
「飯が済んだら病院行くぞ。」
「昨日みんなで嵐くんが起きるの待ってたんだけど、結局起きなかったんだよー。さすがに今日は起きるよね。」
『そうですね。じゃあちゃっちゃと準備して行きますかっ!!』
2人とも普段通りに接してくれている。
まだ嵐がどうなったか決まった訳じゃないんだもんね!!
起きても別に記憶喪失なんてしてないかもしれないんだし。
そーだよあたしが落ち込んでてどうすんだ!!!!
あ、何かいつもの元気湧いてきたよこれ。
『叶 菜子ふっか〜〜つ!!!!』
「うるせぇよ!!全く浮き沈み激しいなお前は。」
『1番悩むお年頃なんです。』
「はっ、何言ってんだか。こっちはお前の行動に悩まされっぱなしだっつーの。」
『うーわー…輝さんのせいで10代のガラスのハートは粉々なんですけど??どーしてくれんですか??!!』
「それを言うなら、お前のせいで常に20代の繊細なシルクのハートはズタボロなんですけどー??!!」
「はいはい、2人ともその辺でねー。っていうか、ガラスとかシルクって……。」
すっかりいつもの調子。
でも、これでこそあたし達だもんね。
後は嵐が揃うだけだよ。
――それで、元通りだ。
「あぁ。」
「おはよう、菜子ちゃん。」
あれから泣きまくったあたしは自分の部屋へ行ってそのまま寝た。
目を覚ますともう昼過ぎ。
さすがに起きた。
「飯が済んだら病院行くぞ。」
「昨日みんなで嵐くんが起きるの待ってたんだけど、結局起きなかったんだよー。さすがに今日は起きるよね。」
『そうですね。じゃあちゃっちゃと準備して行きますかっ!!』
2人とも普段通りに接してくれている。
まだ嵐がどうなったか決まった訳じゃないんだもんね!!
起きても別に記憶喪失なんてしてないかもしれないんだし。
そーだよあたしが落ち込んでてどうすんだ!!!!
あ、何かいつもの元気湧いてきたよこれ。
『叶 菜子ふっか〜〜つ!!!!』
「うるせぇよ!!全く浮き沈み激しいなお前は。」
『1番悩むお年頃なんです。』
「はっ、何言ってんだか。こっちはお前の行動に悩まされっぱなしだっつーの。」
『うーわー…輝さんのせいで10代のガラスのハートは粉々なんですけど??どーしてくれんですか??!!』
「それを言うなら、お前のせいで常に20代の繊細なシルクのハートはズタボロなんですけどー??!!」
「はいはい、2人ともその辺でねー。っていうか、ガラスとかシルクって……。」
すっかりいつもの調子。
でも、これでこそあたし達だもんね。
後は嵐が揃うだけだよ。
――それで、元通りだ。