裏道万屋の事情
「まぁ早い話が、君達にまた僕達の店を手伝ってもらおうと思ってね!!」
『「嫌だ。」』
今日のあたしと輝さんは珍しく息ピッタリだ。
「遠慮することはないさ!!というより、もう君達が来ること前提で話は進んでいるのだよ。」
「何でだよ!!また下らねぇことで仲間割れしたとか言うんじゃねぇだろーな?!」
「違うさ。人気投票のことを覚えているかい??」
『あの“今年のイベント”とか言ってたやつ??』
「その通りだよ、ナオ!!」
読者の方々は忘れてる方もいるだろうが、今年の海の家のイベントは従業員の人気投票だった。
『…で、それがどうしたんですか??』
「君達への投票も結構多かったのさ。まぁ僕には負けるけどね!!」
はっはっはっと笑いながらそう言うヨリさん。
…マジでうざい。
「それがどうかしたんですか??」
「うむ。実は、あの後君達目当てのリピーターが意外と多かったのだよ。お客様の意見でまた君達に会いたいというものも多かった。僕達にとってはお客様が第一…僕達はお客様のご要望に応える義務があるのさ。」
「…つまり、要望に応えるには俺達を駆り出す必要があると…??」
「その通りだよ、テル!!」
何てことだ…
あの訳分からんイベントのせいで、また海の家を手伝わされることになるなんて…!!
――不覚だった…!!!!
『「嫌だ。」』
今日のあたしと輝さんは珍しく息ピッタリだ。
「遠慮することはないさ!!というより、もう君達が来ること前提で話は進んでいるのだよ。」
「何でだよ!!また下らねぇことで仲間割れしたとか言うんじゃねぇだろーな?!」
「違うさ。人気投票のことを覚えているかい??」
『あの“今年のイベント”とか言ってたやつ??』
「その通りだよ、ナオ!!」
読者の方々は忘れてる方もいるだろうが、今年の海の家のイベントは従業員の人気投票だった。
『…で、それがどうしたんですか??』
「君達への投票も結構多かったのさ。まぁ僕には負けるけどね!!」
はっはっはっと笑いながらそう言うヨリさん。
…マジでうざい。
「それがどうかしたんですか??」
「うむ。実は、あの後君達目当てのリピーターが意外と多かったのだよ。お客様の意見でまた君達に会いたいというものも多かった。僕達にとってはお客様が第一…僕達はお客様のご要望に応える義務があるのさ。」
「…つまり、要望に応えるには俺達を駆り出す必要があると…??」
「その通りだよ、テル!!」
何てことだ…
あの訳分からんイベントのせいで、また海の家を手伝わされることになるなんて…!!
――不覚だった…!!!!