裏道万屋の事情
コンコンッ
「愛羅、連れてきたぞ。」
「はい、どうぞ。」
愛羅ちゃんの声が聞こえて、あたし達は部屋の中へ入った。
部屋の中はピンクを基調とした家具が並んでいて、ぬいぐるみもたくさんで可愛らしい。
正に女の子の部屋って感じ。あたしの部屋(本当の家)とは大違いだ!!
あたしはシンプル派なのさっ。
愛羅ちゃんはソファに腰掛けて紅茶を飲んでいた。
見るからにお嬢様オーラが漂っている。
「じゃぁ頼みます。」
七瀬川さんはそう言うと行ってしまった。
「あなた方が、私とお話をして下さる万屋さんですか??」
「あぁ、そうだ。俺は桜庭 輝明。」
「僕は四条 弘久です。」
『初めまして。叶 菜子、です。』
とりあえず自己紹介。
ふと、愛羅ちゃんと目が合ったあたし。
「あなたも…万屋さんですの??」
『あ、うん一応。でもちゃんと学校通ってる…っていうか仕事より学校行くのが本業だから、あたしは万屋の仕事はそんなにしないよ。』
むしろ今日が初仕事です。
なんて言えない言えない…。
あたしの答えを聞いた愛羅ちゃんは少し淋しそうな顔をしてつぶやいた。
「菜子さんは…自由、なんですね―――」
『…え??』
「――いえ。あの、菜子さん。」
『菜子、で良いよ??』
「!…はいっ!!じゃぁ私のことも愛羅、で。」
『うん!!今日はたくさん話しようね、愛羅!!!!』
「はいっ!!」
良かった。愛羅、打ち解けてくれたみたいで。
「輝、ここは菜子ちゃんに任せておこうか…。」
「…あぁ、そうだな。」
輝さんと弘さんがそんな話をしてたことに、あたしは気付いていなかった。
「愛羅、連れてきたぞ。」
「はい、どうぞ。」
愛羅ちゃんの声が聞こえて、あたし達は部屋の中へ入った。
部屋の中はピンクを基調とした家具が並んでいて、ぬいぐるみもたくさんで可愛らしい。
正に女の子の部屋って感じ。あたしの部屋(本当の家)とは大違いだ!!
あたしはシンプル派なのさっ。
愛羅ちゃんはソファに腰掛けて紅茶を飲んでいた。
見るからにお嬢様オーラが漂っている。
「じゃぁ頼みます。」
七瀬川さんはそう言うと行ってしまった。
「あなた方が、私とお話をして下さる万屋さんですか??」
「あぁ、そうだ。俺は桜庭 輝明。」
「僕は四条 弘久です。」
『初めまして。叶 菜子、です。』
とりあえず自己紹介。
ふと、愛羅ちゃんと目が合ったあたし。
「あなたも…万屋さんですの??」
『あ、うん一応。でもちゃんと学校通ってる…っていうか仕事より学校行くのが本業だから、あたしは万屋の仕事はそんなにしないよ。』
むしろ今日が初仕事です。
なんて言えない言えない…。
あたしの答えを聞いた愛羅ちゃんは少し淋しそうな顔をしてつぶやいた。
「菜子さんは…自由、なんですね―――」
『…え??』
「――いえ。あの、菜子さん。」
『菜子、で良いよ??』
「!…はいっ!!じゃぁ私のことも愛羅、で。」
『うん!!今日はたくさん話しようね、愛羅!!!!』
「はいっ!!」
良かった。愛羅、打ち解けてくれたみたいで。
「輝、ここは菜子ちゃんに任せておこうか…。」
「…あぁ、そうだな。」
輝さんと弘さんがそんな話をしてたことに、あたしは気付いていなかった。