裏道万屋の事情
翌朝、珍しくあたしは早朝に目が覚めた。


まだ5時……?!


そう思って二度寝しようと思ったけど、目が覚めてしまって寝付けない。



『仕方ない…。たまには早起きするか。今日はどうせ学校だし。』



そう。今日は学校だ。

土日だった上に色んなことがあったため、かなり久しぶりな気がする。

何か学校行くってだけで、あの平凡だった日常が懐かしいや。



『…あ!!ってかお母さん居ないってことはお弁当作んなきゃじゃん!!!!すっかり忘れてた〜〜…。早くに起きれて良かった。』


あたしはキッチンへ向かった。



お弁当箱とかあるかな…??

ちょっと探してたら案外すぐに見つかった。

青のお弁当箱と黄色のお弁当箱。シンプルな二段式のものだった。


使って無さそうだし借りちゃって良いよね。?



ちょうど二つあるしまだ時間に余裕あるから、折角だし嵐にも作ってあげようかな。





あたしはお弁当と朝食を作り始めた。
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