裏道万屋の事情
「菜子ってば、朝青葉の超イケメンと一緒に登校して来たんだよっ??!!」

「はぁっ?!こいつが??『裏番長』と言われるこいつがか??何かの間違いだろ。ほら、よくあんじゃん??男かと思いきや実は女でしたー、とかさ??」

『てんめぇ…宇宙の果てまで飛ばされたいか。』

「ほら。こんなヤツだぞ??」

「えーでも〜…頭撫でられたりしてたしねー菜子??」

…それも見てたんかい!!!!

もう誰か助けて〜〜!!!!

HELP ME!!!!!!


『ちょっとあたしトイレ!!』

「じゃぁあたしも〜」

『いい!!!!連れションなんか御免だぁぃっ!!!!!!』


あたしは耐えられずに逃げるように教室を飛び出した。



っていうかもはや逃げました。









「ちょっと前橋〜??」

「…な、何だよ。」

「あんたヤバいんじゃなーい??いくらあの菜子でも今回のは。あたしにはかな〜り良い雰囲気に見えたんだけど??」

「ふーん…別に俺には関係ないし。」

「またまたぁ〜!!素直になった方が良いよ??そんなんじゃあのイケメンに菜子取られちゃうよ?!」

「だから…関係ねぇって!!」

「あたし知らないよ…??」

「………。」
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