俺様姫とヘタレ王子の恋愛事情
『楓。悔しいけど、少し認めるよ。』
「え?」
チャイムがなりヘタレが教室から居なくなると私は後ろを向き楓に言った。
『だからちょ、ちょっと、ほんのちょっとだけど可愛いと思ったってこと!!』
「あはー(笑)惚れちゃっ『それはない。』
「即答!?しかもくい込み気味で!?」
可愛いは認めよう。
けど、惚れてはいない。
だからそれは否定させていただく(笑)
『なんか、私のS心に火がついたというか(笑)』
楓は納得したかの様に手を叩き
「いとはドSの俺様だもんね!!」
その言い方はあまり好きじゃないけど、まぁ本当の事だし仕方ないか。
『まぁでもヘタレなのはヘタレだし?イライラするのは変わらないけどね。』
「でもちょっとでも気に入るところ出来たって事でしょ?」
『そうかな?』
話している事は事実だし、否定はしないかな。
そんなこんなで今日の授業も終わり、ベッドにダイブした。
『観察三日目終了、乙。』