語り話
それからの俺は必死だった。

ストーカーだと言われてもおかしくないほどにマオに連絡を送り続けた。

サイト内ではマオが呟けば必ずコメントを入れた。

一切返信はなかったが、それでも俺はやめなかった。

そうしているうちにマオから一通のメッセージが届いた。

俺は心を踊らせてメッセージを開いた。

だけどそれは認めたくない文章だった。

いつもの優しいマオの言葉ではなく、俺を突き放す冷たい言葉。









"もうメールもコメントも入れないで"










次の日。

マオのプロフィールにさえ入れなくなっていた。










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