☆生徒会長と幽霊☆



「着替えや朝食を摂る時間を確保出来るとは思えない」

『え、教科書つめるのも朝やるけど……』


「はぁ?ありえんな、お前。そういう非効率さが、忘れ物を招くんだ」


ギクッ、確かに、高確率で忘れ物をしてたな、私。
あはは……良正君の言う通りだー。もっと早起きしてたら違ってたかも!



『そうだ、良正君。そんな早くに学校行ってどうするの?』

「全校集会がある。生徒会の役員はその準備をしなければならないからな」


全校集会………
へぇ、良正君、生徒会に入ってるんだ!!


『へぇ!良正君ならやってそう!何の係りなの??』

「生徒会長に決まっているだろ」


え、決まってるの??
というか、生徒会長!?やっぱり、すごいなぁー!!



なら、全く誰とも関わりが無い訳じゃないのかも!!何か、安心したぁー!


本当に寂しい人かと思ったよ!と、思ったのもつかの間だった。






< 10 / 39 >

この作品をシェア

pagetop