☆生徒会長と幽霊☆
「では、生徒会長より、挨拶をお願いします」
司会に呼ばれ、良正君は壇上へと上がる。
そこから見渡す景色は驚くものだった。
ひぇー!!
何、この学校!!超綺麗!超広い!!
お金持ち学校!!?
体育館にこの広さ、いる!?
「素敵、木田 良正様よ!!」
「すごいな、さすが学校1の秀才」
男女共にこの人気。
良正君、すごいなぁ~!
学校の人気者って感じ!
「キング~!!」
『キング!?』
はっ!?今、キングって聞こえなかった!?
まさかの王様扱い!?
「静かに!我らが生徒会長よりご挨拶があります。では、生徒会長」
「ああ」
生徒会長、良正君は壇上から生徒を見下ろす。
うん、まさに王様!!
『良正君、様づけに、お、王様って…ぷっくくっ…』
なに、この世界!!!
良正君風に言うなら、これこそ非現実的でしょ!