黒田さんと山海くん
「そりゃあそうでしょ。学校来たら誰か分からないイケメンがいるんだよ?しかも涼聖くんだったし。」
私も、涼聖くんの顔を知ってたけどおどろいたし。
「アピールがんばってね!」
涼聖くんは顔を赤くしながら、「ありがと。」と言った。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってみんな慌てて席に着く。
「出席とるぞ~。・・・おまえだれだ?」
先生も涼聖くんを見ておどろいてた。
「水国涼聖です」
「水国か。ずいぶんと変わったんだな」
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数学の授業が終わって次の歴史の準備をしてた時、歴史の教科書が無いことに気づいた。
涼聖くんに見せてもらおう。
そう思って涼聖くんの方を見るとまた女子に囲まれていた。
チャイム鳴ってからにしよう。
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなったから話しかけた。
「涼聖くん!教科書見せて」
「はい。分かりました。」
涼聖くんの返事を聞いて、机をくっつける。
・・・あ、そういえばアピールできたのかな?
「涼聖くん。好きな人にアピールできた?」
「んーまあまあかな。」
「そっか。がんばってね!」
「はい。」