黒田さんと山海くん
過去。
3年前・・・
「黒田さん!呼ばれてるよ!」
ドアの近くにいるクラスメイトに呼ばれた。
「はーい」
そう言ってドアまで行く。
「あなたが黒田美麗?」
私を呼んでたのは、同じ学年の知らない人だった。3人組できてる。
「はい。」
「じゃあついて来て。」
いきなり言われた。
これってよく漫画とかである呼び出しってやつ!?まぁ、ついて行くけどね・・・
そのままついて行った。連れてこられた場所は、物置にされてる教室だった。
「入って。」
そう言われて教室のなかに入った。
バンッ!
入ったとたん、ドアを閉められた。これで私のにげばがなくなった。
「あんた何なの!」
・・・いきなり言われても、「人間です。」としか言えないのだが。
「何で直人くんといつも一緒なのよ!!あなた直人くんのなんなのよ!」
「そうよ!直人くんだって迷惑してる!」
「直人くんに近づかないで!!」
いや、直人迷惑してないでしょ。直人から話し掛けてきてるし。って言うかほとんど直人から話し掛けてるからね!?私のせいにしないで。
「あなた達こそ直人の何ですか?彼女ですか?それに私、直人と話してる時は、朝か放課後くらいですよ?そんなに話していませんよ?」
ガンッ!
「あなたこそ、何彼女ぶってるのよ!」
そう言われてみぞおちを蹴られた。
そして、後ろの棚にぶつかった。