黒田さんと山海くん
何だよ。俺のこと嫌なのかよ。
イライラしてると、「自分の部屋に・・・」という返事がきた。
「なら、俺も連れてけ。」
美麗は少し考えてから、「分かった。」と言った。
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「・・・話すの3年ぶりだね。」
「おう。」
「直人って委員会なんだっけ?」
「体育」
「直人漫画読む?」
「おう。」
美麗は会話を続けようとしてたけど、諦めたみたいで、漫画をすすめてきた。
美麗の頑張っている所、面白い。ってか、可愛い。
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「俺何か飲んでくる。」
喉が乾いたから、美麗にそういって下に行った。
「母さん。お茶とかある?」
すでに酔ってる母さんに聞いてもあてにならないけど、一様聞く。
「麦茶だったら、そこにあるわよぉ。」
と言って机の上にあったコップを指差した。
「あんがと。」
そう言って、母さんの言った麦茶を飲む。
・・・あれ?麦茶にしては苦いような・・・何か頭がぼーっとする・・・
あ、これウィスキーだ。
ウィスキーと気づいた時には、もう全部飲んでいて、遅かった。
・・・とりあえず戻ろう。
ガチャ
「直人?顔赤いけど大丈夫?」
部屋にたどり着いたら、美麗にそう言われた。