黒田さんと山海くん

《紗樹side》


「うぉっ!」


美麗の叫び声が聞こえた。


驚いて振り向くと、山海くんが美麗の腕を掴んでた。


・・・それより美麗『うぉっ!』って何だ。


「こいつ借りるな。」


そう言って山海くんが美麗を引っ張ってく。


「紗樹と涼聖くんは先行ってて~!」


山海くんは美麗に告白・・・ってそれも違うかな。何だろ?とりあえず


「水国くん先に中庭に行こうよ。」


「そうですね。」


そう言って中庭に向かって歩く。


山海くんは水国くんがいい動きしてるから焦ってるだろうな・・・


美麗は気づいて無いだろうな~。水国くんと山海くんに好かれてる事。


「ねぇ。水国くんって美麗の事好きでしょ。」


私がそう言うと水国くんは顔を真っ赤にして、「な、何で知ってるんですか~。」と言った。


「知ってるも何もバレバレだよ?」


「・・・じゃあ美麗さんにもバレてる!?うぁどうしよう」


水国くんは顔を真っ赤にしながらアタフタしてる。


「大丈夫だと思うよ。美麗はそういうのには鈍いから。」


「よ、よかった~。」


美麗は水国くんと山海くんどっちを選ぶのかな?

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