黒田さんと山海くん

「え!?美麗と山海くんってどんな関係なの!?何で名前でよんでるの!?昔みたいにってどういうこと!?」


紗樹はすっごく驚いたみたいで、アワアワしてた。


「私と直人は幼なじみで、中2のころまでは良かったんだよ。それで、名前の呼び方はそのままになって、こうなった。」


「へぇ~。そうなんだ。これは、山海くん優秀選手賞とるよね。良かったね美麗!」


「何も良くないよ。」

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校長先生の長~い話も終わって、これから3位以内のクラスと優秀選手賞の発表。


「では発表します。第3位のクラスは・・・3年C組!続いて第2位は・・・3年F組!そして第1位は・・・2年B組!」


「「ヨッシャー!!」」


1位を発表した瞬間、みんなから歓声の声がした。


うるさっ!・・・まぁ、私も嬉しいけど。


「えー。優秀選手は・・・2年B組・・・」


校長先生が2年と言った時、ざわついた。


そりゃあそうだよね。2年生がこれをとるって珍しいよね。・・・だぶん、優秀選手賞は直人がとるなぁ。


「山海直人!」


やっぱり。はぁこれから昔みたいに直人と仲良くするのか。周りの女子達、うるさそう。

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「直人が優秀選手賞をとったこととクラスが優勝を祝してパーティーやろうぜ!」


「あ、それいいね!」


「いいぜやろうぜ!」


体育祭の後、芦原くんが言ったその一言にみんな賛成してる。

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