黒田さんと山海くん

《直人side》


「ウォータースライダー行こうぜ!」


「行きたい!早く行こう!」


海と里見さんが騒ぐ。


・・・あ、美麗ウォータースライダー苦手だったな。


「俺ウォータースライダー苦手だから、美麗と一緒に回る事にする。海と里見さんで回ってて。」


これだと、俺が美麗と2人っきりになれるだけじゃなくて、海と里見さんが2人っきりになれるな。


「おう。んじゃあそう言うことだから、里見さん一緒に回ろうぜ。」


「うん!」


海嬉しそうだな。


「じゃあ美麗行くぞ。」


「直人ってウォータースライダー好きじゃなかったっけ?」


俺が言ったら、美麗は何かを思い出したようにそう言った。


「そんなん別にいいだろ!」


知ってたのかよ!・・・なんか嬉しい。


「みんなで行けば良かったじゃん。」


美麗が呆れたように言う。


「・・・美麗ってウォータースライダー苦手だろ?それに2人っきりにしたかったんだよ。」

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