黒田さんと山海くん
《直人side》
・・・ん?メールだ。
誰だ?
・・・美麗!?俺何かしたか?・・・いや、してないよな。
恐る恐るメールを開く。
『芦原君に連絡して、夏祭りに来るように説得して!紗樹がいるって言ってね。待ち合わせは神社。
PS.
直人はこなくていい。』
・・・はぁ?
・・・美麗の事だから、里見さんと海をくっつけたいんだろうけど、来ないでって言われるのはちょっと傷つく・・・
あ、海も誘って俺も行けばいいじゃん。
海だけ行っても気まずいだろうし。
とりあえず海に電話しよう。
「もしもし海~。」
「何?」
「海さ、今から何か予定ある?」
「無いけど?」
「ん。じゃあ、今から夏祭り行こうぜ。今美麗から、海を夏祭りに誘って。っていうメールがあったんだよ。あ、里見さんもいるって。」
「え!?行く!今すぐ行く!」
「そんじゃあ、神社で待ち合わせな。」
「また後で!」
・・・海嬉しそうだったな。