黒田さんと山海くん
「文化祭1日目!みんな協力して頑張るぞ~!」
「「お~!」」
クラス全員で円陣を組んで叫ぶ。
さすがにオタクの私でも、文化祭はちゃんとやるよ?
ちなみに漫研の方は個人作品を出すだけだから、当番とか無いんだよ。
ラッキーだよね
「じゃあまずは自由時間なので、皆さん楽しんできて下さい!あ、宣伝も忘れずにお願いします!・・・では、解散!」
「紗樹~!芦原くんと頑張ってね。」
「うん。」
そう言って頷く紗樹の顔はすごく真っ赤だった。
「美麗さん!行きましょう?」
「うん!どこ行く?」
そう言って2人で体育館を出て行く。
「美麗さんは行きたいところとかある?」
「え!いつも私ばっかり優先で悪いよ!涼聖くんが行きたいところでいいよ!」
「じゃあ、シューティングゲームのところに言って良いですか?」
「あ、そこ私も行きたかった所!」
涼聖くんの言ったシューティングゲームをやってる所は、パソコン部。
迫ってくる敵を撃つというシンプルなゲーム。
難易度も武器も選べて本格的らしい。
ゲーム好きな私にとっては、一番最高の出し物だと思う!
「じゃあ、そこ行きましょう!」
そう言って私達はシューティングゲームをやっている所に向かった。