黒田さんと山海くん
水国くんの素顔
始業式から3週間たちクラスにも慣れたころ、日直がまわって来た。
日直は朝の掃除があるから、いつもより早く学校に行った。
教室に着くと、水国くんが先に来ていて掃除をしていてびっくりした。
「水国くんおはよう!私、黒板の方掃除するね」
「黒田さんおはようございます。」
私は机にかばんを置いて黒板の掃除を始めた。
__________
_______
____
10分もたたないうちに掃除が終わった。
これ、30分前に来なくてよかったな~。何してよう?
私がそう思っていると、図書委員会担当の先生が教室を覗いてきた。
「お前らいいところにいた!今日の当番が両方とも休みでな。代わりにやってくれ!」
「「え!」」
二人でハモッタ。そりゃそうだわ。
「お前らの当番の時に代わりにやらせるから、やってくれ!」
「わかりました。」
水国くんがそういうと、先生は去って行った。
「黒田さん。図書室いきましょう。」
「うん。」
そう言って、すでにドアのところにいる水国くんのところへ行った。