王子様は13歳
「カフェオレでいい? まどか、コーヒー飲めないもんな」
「よく分かってんじゃん。 さっすが私の弟!」
「弟じゃねえし…」
弟みたいなもんだよ。
と思ってニヤニヤしていた。
てか、留貴、身長のびた?
私よりちっちゃかったのに、今じゃ私と同じくらい。
「ほら」
渡されたのは、氷のたくさん入った、あまーいカフェオレ。
「おーいしーい」
そう言うと、留貴は、ふっと笑った。
「何、その笑い方。 ムッツリっぽいよ?」
「ムッツリじゃねえし」
「あんた、もう少し中学生らしくしたら? なんか落着きすぎて、どっちが年上か分んなくなる」
「おーきなお世話」
留貴は苦そうなアイスコーヒーを飲んでいた。
「私より大人かも」
そう呟くと、
「まだまだ子供だよ、俺」
そう言って、私の好きなガトーショコラを出してきた。
「よく分かってんじゃん。 さっすが私の弟!」
「弟じゃねえし…」
弟みたいなもんだよ。
と思ってニヤニヤしていた。
てか、留貴、身長のびた?
私よりちっちゃかったのに、今じゃ私と同じくらい。
「ほら」
渡されたのは、氷のたくさん入った、あまーいカフェオレ。
「おーいしーい」
そう言うと、留貴は、ふっと笑った。
「何、その笑い方。 ムッツリっぽいよ?」
「ムッツリじゃねえし」
「あんた、もう少し中学生らしくしたら? なんか落着きすぎて、どっちが年上か分んなくなる」
「おーきなお世話」
留貴は苦そうなアイスコーヒーを飲んでいた。
「私より大人かも」
そう呟くと、
「まだまだ子供だよ、俺」
そう言って、私の好きなガトーショコラを出してきた。