大魔法使いの孫
「ストップ・ア・ロード!」
「キュキュッ!?」
アタシは魔動物に向かって杖を振るった
一瞬にして、魔動物の動きを封じた
魔動物は何が起きたから、分かってない様子
「このままアナタを生かしておく分けにはいかない。ごめんね」
アタシはそう言いながら、魔動物に近づく
魔動物の目の前まで来たその時ー…
「キュキュッ!」
「えっ?」
いきなり魔法で動きを封じたはずの魔動物が動きだした
「何でっ!?まさか効かなかったとか??」
あの魔法は基礎の基礎の魔法
学べば誰でもできるような魔法だけども…
あれが無理となると、他にはアレしかないよね
少し難しく体力もいる魔法
さっきの魔法が人や物の動きなどを止める魔法だとすると、今から使う魔法は空気などの触れない物や、時の時間を一時的に止める魔法
魔法上級者しか出来ない魔法でもある
アルリンとの練習の時は、一度しか成功しなかったけど…一か八かだっ!
「時の流れよ、我に従え。我が力、この杖に託す。アングレード・オブ・ストップマザー」
アタシがそう叫んだ瞬間…時の流れが一時的に止まった