大魔法使いの孫




 「はーい、授業開始しますよー」



 あ、先生が戻ってきた



 ー
 ーー


 放課後。


 「ねぇ、さっきの猫見に行ってみようよ!」


 「行く!」


 放課後、ちーちゃんから猫見に誘われた


 もちろん、返事はOK♪


 断る理由もないし、行きたいし


 「じゃあ、行こう!」


 「うん「おい、千里」


 アタシが『行こう♪』と言おうとしたとき、渡部君によって、その言葉はかき消された


 「なによ」


 嬉しいくせに強がるちーちゃんは昔から変わってない


「ちょっと来い。わりぃー、少しコイツ借りるな」


「ち、ちょっと…!?」


 そう言うと渡部君はちーちゃんを掴んで何処かへ行ってしまった


 あらら…


 一人で行きますか


 

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