大魔法使いの孫




 確かにありがたいけど、唐揚げの油で手汚れるよね…



 「早くしろ」


  おぉ、怖い


 「はいはい」


 アタシはそう言うと、尚の手のひらに唐揚げを一つおいた



 尚はそれを一口でパクリと食べてしまった



 流石、男子…一口で食べきるとは


 「…美味しい。これ、お前が作ったのか?」



 「ううん、アルリンが…いや一緒に住んでいるお兄ちゃんが作ってくれたの」


 まぁ、確かにお兄ちゃんだよね。若い


 

 
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