大魔法使いの孫



 「そろそろ帰るか」


 「へ…あ、もうこんな時間か」


 もう、時計の針は七時を回っていた



 「アタシも帰ろうかな」



 そう思い、カバンを手にとった



 「送る」


 「へ?良いよ、別に」


 「暗いし女一人だと危ないから、取りあえず送らせろ」


 別に大丈夫なのに…


 仮に襲われそうになっても、魔法で対処できるし


 まぁ、そう言ってくれるんなら送ってもらおうかな


 「じゃあ、お願いします」


 
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