大魔法使いの孫



 「いつまでも家出をなさるので旦那様から、今日こそ連れて帰るようにと、ご指示がでました」



 「さぁ、帰りましょう」



 この人達は尚の一体ー…



 「俺は帰らない。何があってもあそこにはもう」


 「…仕方ありませんね。では、無理やりでも連れて行きますよ」


 そう言うと一人の男性が杖を取り出した


 まさかここで!?


 「尚どうするの!?」


 アタシは別に戦っても大丈夫だけど、尚が心配だ


 「大丈夫、俺杖持ってるから。いつもコイツら俺の後をストーカーしてくるから」


 …大変だね、モテ男は ←(たぶん、心配するべきところは、そこではないと思うっ!)



 「じゃあ、やっちゃう?」


 「あぁ」


アタシと尚は杖を手にとった




 
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