大魔法使いの孫
「了解。しかし、最初に言っておくけど奴らは強いぞ?魔法界のエキスパート達だ」
「つまり延長戦になるってことね?」
大丈夫、ここで片付ければ延長戦にはならない
「ストップ・ア・ロード」
アタシは、奴らに向かって杖を振るった
コレで動きは封じれたはず
…がしかし、
「残念だったな。俺達にそんな基礎な魔法は通じない」
先に魔法でガードをされていた
つまりアタシの魔法は聞いてないってわけ
「基礎は大体聞かない。もろに戦おうと言うのならそれなりの知能と魔法力がいる」
「あんたはいつもどうやって切り抜けてたの!?」
「白幕をはったり、身代わり魔法とかでだ。戦うと体力がもたない」
はぁ!?
じゃあ、尚役に立たないじゃん!!
「取りあえずどうすんのよ!」
「知らねーよ!引き受けたのお前だろ!?」
「はぁ!?最終的には尚が承諾したんじゃん!」
ってか、こんなところで仲間割れしている場合じゃないし!
「じゃあ、その煙幕?白幕?どれでも良いからやって!!」
「はぁ!?まぁ…良いけど、何する気だよ。スモーク・ザ・ホワイトッ!」
尚がそう言い杖を振るうと、白い煙がアタシ達と奴らの間に立ちはだかった
コレで視界は遮られた
「な、煙幕か!風の魔法で消せっ」
「御意!」
そんな事はさせないよ?
「ストップ・ア・ロード」
「な、なんだ…動かないッ!!」
ごめんね、アタシ無効化の魔法使ったから煙効かないんだ(笑)
だからあなた達の行動丸わかりだし、位置が分かるの
「動きを止めたから、尚やっちゃって!」
「お、おうっ!スイーム・ピーリング」
尚がそう言うと、奴らは眠ってしまった
「今の睡眠の魔法?こんな威力あったっけ?」
確かこの魔法は、ちょっと眠くなったなぐらいの威力だったはず…
「俺なりに改造した。魔術部でな」
………そのために魔術部に入ってたのかな?
まぁ、良いけど