大魔法使いの孫
【side尚】
「茜、どこだ?」
探して見るが、見当たらない
この家確かに無駄に広い…
「茜〜って…いた」
客間らしき部屋に茜はいた
布団の上に丸くなって寝ていた
顔には泣いた後があった
「お父さん…お母さん…。一人にしないで…お願い…」
「………一人にしないよ。絶対」
俺はそう言うと頭を撫でた
髪はスゴくサラサラで、触り心地が良かった
ほっぺはプニプニしていて可愛かった
「…ふっ。ったく、たぶんここ俺の寝る部屋だろ?なんで寝てんだよ(笑)」