大魔法使いの孫



 ディアン様は妹様が命を狙われている事に、前々から気づいておられました



 しかし、守る事が出来なかった


 それは拓磨様が発した『ディアンが妹を殺したんだ』と同じことのようにディアン様は感じた


 悔やんでも悔やみきれなかった


 その後にどちらが魔法界の頂にたつのかの争いが始まったのです


  拓磨様の性格をディアン様は知っていたので、ディアン様的には拓磨様を頂にはたたせたくなかった


 拓磨様は自分中心で物事を進める癖があった


 きっと拓磨様を頂にたたせたら、周りの意見を聞かず独裁政権をひいてしまう


 それを阻止するため、ディアン様は今よりもっと努力をなさり魔法界の頂にたつ大魔法使いとなられた



 
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