大魔法使いの孫
それに気づいたのか、黒い男は怪しい笑みを浮かべこちらへ飛んできた
「茜…ハァ…ハァ…ちょっ…どうしたの…!?」
「なんか来てる!」
「えっ?なんかいるの!??」
「うん!走らなきゃ追いつかれる」
「嘘…っ!ハァ…ハァ…もう無理」
そう言うと、千里の足が止まった
「ちょっと…千里!?」
「私が元々体力ないの知ってるでしょ!?もう、足限界…」
確かに千里にしては良く頑張ったけども…
『ようやく追いついたぞ…大魔法使いの孫』
追いつかれたっ!!
…って、ん??
「大魔法使いの孫ってなに?」
『…ッ!?知らないのか!!?お前は魔法界の頂に立ったあの大魔法使いディアンの孫だ』
大魔法使い?ディアンの孫??
この人中二病かな…?
『な、なんだその目は…っ!』
「いや〜、現実と二次元がごっちゃになってるのかなって思いまして…」
『違うわ!吾輩は魔法界から来た黒魔法使いの使いだ』
…後で良い精神科を紹介してあげよう
『まぁ、良い。取りあえずコイツを捕らえれば良い話し…』
ん??
『ダーク・ストップ』
黒い人がそう放った瞬間、アタシの体は黒い何かによって動かなくなった
「な、何これ…!?動かない!」
まさか、あの話し本当だっていうの!?
『さぁ、行くぞ』
「いや、行きたくないっ!!」
『コレだから人間は。仕方ない、一旦眠らすか。スモーク・ス「アイント・トレスト」
『な、なに!?』
ーバーンッ!!
いきなり目の前に人が来たと思ったら、いきなり目の前が爆発した…
意味わかんない
何が起こったの!?