大魔法使いの孫



 「取り敢えず、千里のとこへっ!アルリン達は犯人を見つけ出して!」



 「御意」



 千里…待ってて!







 学校へ行くと、案の定ボロボロになっていた


 そして生徒は逃げ惑っていた



 「キャーッ!世界の終わりよ!!」


 「助けてー!」


 確かにその様子は世界の終わりに近い、風景だった


 「千里ー!」


 叫んでみても、千里はいない


 もう逃げたのだろうか?


 「千里ーっ!千里ーっ!」


 その時、アタシと同じことをしている人が一人、いた


 その人は…




 千里の彼氏、渡部くんだった


< 259 / 294 >

この作品をシェア

pagetop