大魔法使いの孫



 十三歳になると、私は危ないやつとブラックリストに入れらるほど荒れていた



 一日に十人は殺した



 ただ生きるためと、欲望の為に


 私は汚いこの手で汚いことをやり続けた


 そんなある日、一人の男が私の目の前に現れた


 「…噂は確かなようじゃな」


 血だまりの中にいる私をみて、周りの人は危ない目で見ていたがその男だけは、どこか違っていた


 「誰だ…俺に何のようだ!」


 「ここら辺で暴れてる奴がいるときいてな、やって来たんじゃ」


 わかった、俺を捕まえる気だな


 「これ以上近づいたら殺すぞ!」


 「…簡単に殺すなどと言ってはならぬぞ。青年」


 そんな声が聞こえたと思うと、気づけば男は私の目の前にいたのです


 「一体いつ…っ!」


 「お主はまだ若い。今ならまだ変われる。変えてみないか?私と」


 その男は優しい口調で手を差し伸べてきた


 しかし俺には分かっていた


 これが奴らの策略だって



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