大魔法使いの孫

終わった世界




 「フフフ…ワシの名前はドクーゼ」


 ドクーゼ…って


 「紫魔法使いの長じゃ」



紫魔法使い…


 しかも、長が自らここに来るとは…一体何を企んでるの?


 「俺が退治してやるよ」


 尚はそう言うとドクーゼの方へ…


 嫌な予感


 「待って、尚っ!!」


 アタシが叫んだと同時に、尚は倒れ落ちた


 たぶん…


 毒だ


 ドクーゼの体か、それか周りに毒を撒き散らしてるんだ


 そんな事より…


 「尚…っ!」


 尚が心配だ


 早く手当しないと手遅れに…


 ヤバイ…尚、毒によって痙攣と中毒を起こして心肺停止してる


 早く治癒の魔法をー…


 「我がエネルギーを治癒と変え、傷を癒やせ」


 しかし、いくらしても戻らない


 「やだ…尚ーっ!!!」


  「ハハハッ!ワシに逆らうからじゃっ」


 奴はそう言って高らかに笑った






 



        許さない…
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