大魔法使いの孫



 「この前分かった事なんだが、本当らしいんだ。しかし、ディアン殿にお孫がいたなんて今までには聞いたことのない話し。私も未だに半信半疑なんだがな…

   けど、このまま放置をしているとその子の命も危なくなってくる。だから、恩を返すと思って護衛しなさい」



 「………もし、違った場合はどうなさるんですか?」


 「違った場合は、お前と関わった人間全ての記憶を消させるから安心しなさい」



 「…分かりました。護衛をしましょう」


 「よろしい。向こうにあたって約束しなくてはならない事もある。その点はこの紙に記しているので後で見るように」 



 「御意…」



 こうして、アルリンは地上に降りた




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