大魔法使いの孫
魔法学校
【side茜】
中に入るとそこはすでに魔法界だった
上にはホウキやじゅうたんで飛んでいる人達がほとんどで、車を使っている人などいなかった
「スゴい…」
つい開いた口から言葉が漏れる
「こちらですよ」
アタシは見失わないように気をつけ、アルリンの後について行った
「着きました」
アルリンの声でハッとし前を見てみると、大きな白いお城がそこにはあった
例えるなら大きな裁判所に近い大きさ
門の前には厳つい男二人が警備していた
「アルリン様、お帰りなさい!あのー…そちらは?」
「お疲れ様です。こちらは…連れのものです」
「はぁ…。では、お通りください」
「ありがとう」
アルリンってまさかお偉いさんだったりして…
ーコンコンッ。
「アルリンです」
「どうぞ」
アルリンが中のデカいドアをノックすると、渋い声が返ってきた
ここはー…?