大魔法使いの孫
これは方程式の応用問題?
ってか、この長い文書を方程式に変えて解くの!?
…面倒くさっ!!
何なに?………ほうほう、なるほどね。
これなら解けそう!
前にアルリンに教わった問題に似てるし、いけるかも
アタシはチョークを握って、黒板に書き始めた
ーカッ、カッカカッ…
「…出来ました」
アタシはチョークを置いて振り返った
先生は、『ムキになって解いてるだけだし、どうせ間違ってるわ』とでも言うかのような顔をしていた
「貴方には少し難しかったかな?(笑)」
先生はバカにするようにアタシに言ってきた
しかし次の瞬間…
「答えは間違ってまー…せん…」
「「「「「えっ!!?」」」」」
先生の顔は固まった
それと同時にクラス中もザワつき始めた
だって正解率16%の問題だもんね(笑)
「合ってたんですね!先生が最初にあのような事を仰るから間違っていると思いました」
アタシは早口で先生に向かってそう言った
先生の顔は見るみる赤く染まった
恥ずかしかったんだろう
アタシは小さくガッツポーズをした後、席に戻った