大魔法使いの孫



  「先生!…ック、どうするか」



 近づきたくても、あの水の鳥が邪魔だ



 まずはアレを消さなくては…


 アタシは腰につけていた杖を手にとった


 たぶんこの鳥は先生をエネルギーとしている


 だから先生は倒れた


 それなら…


 「元の術者のもとへエネルギーよ戻れ。バック・エルギー!」


 アタシがそう叫ぶと、


 鳥は鳴き声を上げながらも、どんどん先生へエネルギーが戻っていった


 そして…


 「…ん、あれ、ここは?」



 先生が目を覚ました



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