大魔法使いの孫



 ーー
 ー


 「学校でそんな事が…」



 「そうなのよ」


 「しかし、黒い煙は少し気になりますね」


 「アタシも、それ思う」


 『何かの霊体かな?』って思ったけど、それは少し違う気もするし


 「もしかしたら、黒魔法使いの…」


 アルリンは少し顔を拒めた


 「黒魔法使いと何か関係あるの?」


 「もしかしたら…ですけどね。まだ、分かりません。取りあえず様子をみてみましょうか。それと、これからは学校の見回り程度で良いです」



 アルリンは晩ご飯の支度をしながら、アタシにそう言った


 「分かった。取りあえず長期監視ってことね」


 「今日の晩ご飯は鴨のコンフィと、とうもろこしポタージュでございます」


 「鴨のコンフィ?」



 「はい。鴨もも肉とタイム、それとにんにくやオリーブオイルなどで仕上げたフランス料理でございます」



 へぇ〜


 なんかオシャレ…


 

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